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松井画伯の「お仕事」と「遊び」
今回ご紹介するのは、松井画伯が描かれたエール・フランス機内誌の表紙です。2002年5月から2003年4月までの一年間、4シーズンの表紙を飾りました。
松井さんは、 ご自身の感性のままに描いた作品以外に外部から依頼されたものを「お仕事」と呼んでいましたが
この他にも
*我が国の中学校書道の教科書の表紙
*F1モナコグランプリやモンテカルロ
オープンテニスのポスター原画
*エール・フランス747ジャンボジェット一等席デコレーション
*黒沢監督の映画「乱」のフランス版字幕タイトル
*絵画ワークショップ及びお話し会
等があり、私も、仕事で世界遺産登録記念ポスターの制作を依頼されたおり、松井さんに原画を描いてもらった事や、ワークショップ、お話し会などを企画させてもらったこともありました。
それでは、反対に遊びとは・・・ 気のむいた時に描くデッサンだそうです。
私が、京都ノートルダム女子大学で博物館学芸員の講義をしていた頃に松井さんの展覧会を学生とともに開催した事がありましたが、開催期間中に聖母マリアのモチーフにと、学内で女性教授をモデルにデッサンをした時がありました。二枚描き、一枚はその女性教授にお渡しされていました。
以前、松井さんは「抽象画を描くにはしっかりとしたデッサン力が欠かせない」と語っておられましたが、2×10メートルもの大きな絵を描く影には、このような素晴らしいデッサン力が隠されていたのです。
松井さんに、神社仏閣の襖絵や壁画、天井画などを描くお仕事を依頼するとすれば、どんなものになるのでしょうか。興味をひかれます。
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