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タイトル ~ Dream 子ども達の未来に夢と希望をのせて ~
この催しは、企画の経緯にあります様に、松井画伯を顕正する会に参加された方(Yさん)から、終了後キュレター宛にご丁寧なお礼のメッセージを送って来られ、その中で、ご自身やお子様が児童養護施設でお世話になっていた経緯があり、何かの機会に松井画伯にお越しいただき、ワークショップの開催といった施設へのご恩返しがしたい、と言う希望が述べられていました。
そのメッセージに感銘を受けたキュレターが松井画伯と相談し、 Action No.2, No.3を行なう合間を見計らって同施設を訪問し、同施設横の広場に集まった園生達と共に、広場の壁面を使って絵画指導をするとともに、児童らと一緒になって大きな壁画を描き上げるというものです。
~~~~~ 実 施 概 要 ~~~~~
日 時 2016年5月8日(日)13:00~ 雨天実施
施設名 児童養護施設「迦陵園」
指導者 松井守男画伯
参加者 児童養護施設の子ども達(卒園生も含む)
テーマ 子ども達の無限性と自由なこころ、あるいは
夢を紡ぐエネルギーを、「アートのちから」によって引き出す。
場 所 施設横の広場にて
(雨天の場合は施設内にて行ないます。)
Yさんから皆様へのメッセージ
児童養護施設の子ども達は,心優しく、とても強い心を持った魂の子ども達です。
そして施設の子ども達に限らず,これからの地球の未来を担っていく子ども達に,アートという芸術を通して表現する事の喜びを知ってほしい。
自由にのびのびと創造する喜びを体験してほしいと思います。そんな事が,これからの子ども達の未来の創造へのエネルギーにも繋がっていきます。
地球の未来の為に,そして、子ども達の未来の為に,今,私たち大人が出来る事を考えていきたい。
このような子ども達の心のケアは,身体への健康へと繋がり,健全な社会
環境作りにも役立つと思います。
地球の未来を考える大人達や,未来を担う子ども達の為に何かしたいと思っている人達,施設出身の方やそのご家族,福祉や奉仕に興味のある方達に,是非,この動きを知って頂きたいと思います。
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★ アートのちから プロジェクト ー No.5 完了報告
Morio 京都 Action No.1
児童養護施設での児童・画伯交流ワークショップの開催 完了のご報告です。
去る5月8日(日)、児童養護施設「迦陵園」に於いて松井画伯のワークショップが行なわれ、以下のように完了いたしました。
松井画伯の「はじめは、普段よく使わない方の手で、嫌いな色や使わない色で描きましょう」という言葉掛けでワークショップが始まりました。
子ども達は、思い思いに刷毛と絵の具の入った容器を持って、白く塗られたブロックの壁に描き始めます。絵の具は、安全性を考えて水溶性のエナメル塗料です。乾けば、水をかけても色落ちしません。
途中で松井画伯の「思いっきり、壁に向かってぶつけるんだ。胸の中に仕舞い込んだり、声を出して叫んだりするのではなく、刷毛を使って絵の具を壁に思いっきり叩きるけるようにして描きなさい」といった言葉も出ました。
そうして出来上がったのが、ブロックの壁に描かれた以下の絵です。松井画伯のサインもひっそりと書き込まれています。
盛り上がりが子ども達から手伝って頂いた方々にも広がり、腕や顔、着ていたTシャツにまで塗料がべったりと・・・・。
あちらこちらから歓声が沸きあがり、子ども達ばかりではなく、お手伝い頂いた施設の先生方やご父兄、関係者の方々、あるいは、ご参観頂いた方々にも、目の前に広がる微笑ましい光景に、自然と笑い声も聞こえてきました。
終了後には、福祉法人の理事長様や施設長様と松井画伯との意見交換もあり、理事長様より「こんな子ども達の生き生きとした姿は初めて。こうして子ども達の心が解放されていくんですね」といったご感想も頂きました。
また、参加してくれたある青年が、自分の描いたアニメのスケッチブックを松井画伯に見せるという場面があり、画伯から「イラストの線の描き方が良いね。それにこの風景画がいいから、これからはもっと風景画を描きなさい。勿論、自分のオリジナルなキャラクターもだけどね」といったアドバイスがあり、青年も、喜々とした表情で画伯の講評に聞き入っていました。
た
ぶん、彼は意を強くした事でしょうし、自分の未来を自分で切り開く為の「こころの光」を見いだした事でしょう。
単なる職業人としての先生からではなく、絵を描く事で「画伯」と呼ばれ、フランスと言う芸術の国から「光の画家」として評価されている松井画伯からの言葉ですから、その重みが違います
今回は、Morio 京都 Actionのひとつとして、松井画伯のご協力の下で、「アートのちからプロジェクト No.5 ~ Dream 子ども達の未来に夢と希望をのせて ~ 」を、このような形で実施いたしました。
松井画伯をご紹介したある席での私のお話しから、Yさんがワークショップの開催希望を話された事がキッカケでこのような機会が生まれました。
少しの時間でしたが、子ども達も喜び、周囲の大人達にもそれぞれに何がしかの学びがあった様に感じました。
このような「アートのちから」は、理性からの学びとは違った効果をもたらしてくれますし、これがリアリティーや体験する事のすごさだなあと感じました。
また、こういう機会そのものが、私の想定している「ミュージアム球体構造論」の一つの姿でもあります。
ご協力頂きました皆様、本当に有難うございました。
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